今から13年前の2009年の春に、ふじのもり保育園を巣立った卒園児が、在学課程の実習生として来てくれました。
園の厨房で7日間、子どもたちの給食提供業務に携わり学んで行かれました。夢に向かって頑張っていること、学校からの実習先にふじのもり保育園を選んでくれたことが何よりも嬉しくて嬉しくて…。
卒園年度を担任した中村先生と、照れながら会話する姿を見ていると小さくて元気いっぱいのお転婆姿(?!)を懐かしく思い出しました。毎日ピッシリとアイロンで整えられたコックコートを着て、厨房では手際良く積極的に仕事をする姿に、目を細める毎日でした。
在園中はもちろんのこと、卒園後もご家族やご縁のあった先生方に大切に育てられてこんなに大きくなったのだと思うと感慨深くなります。最終日には保育室で子どもたちにおかわりをよそってもらったり、在園中の活動を記録したDVDを子どもたちと一緒に鑑賞したりしました。
馴染のメニューのはずなのですが、「いつもより美味しい~!」とおかわりも完食。DVDの中に映る、13年前のお姉さんを見つけては「わぁ!」と嬉しそうにする子どもたち。間もなく卒園を迎えるすいか組の子どもたちもきっと、希望あふれる未来へとつながっていくことを祈って、そしてできればこんなに嬉しい「おかえり!」が言えることを願って、より良い保育に励まなくてはと思いました。