8月の「松本ハイランドすいか」に引き続き「ながのパープル」をご寄贈いただき食育活動に取り組みました
。一房ごとにギュッと寄り合う大きな実は、果紛(ブルーム)と呼ばれる白い粉をまとい、食べごろで新鮮であることがわかります。私ども職員も活動後の給食時に数粒ずついただきました。
それはそれは甘くて香り豊かで、脳内に幸せ物質が出る?!ほどの美味しさでした。(保護者の皆様にお土産がなくてごめんなさい‥)皮ごと食べられるこの品種。
子どもたちにも丸のまま頬張り、皮を噛んだ瞬間の美味しさに出会ってほしいところなのですが…、園児には丸のまま提供することはありません。年齢に応じて、カットされたぶどうをみんなでいただきました。保育園の給食では他にも、プチトマトなど誤飲防止のために丸のままでは出さない食材があります。
これには根拠となる行政機関からの通達があり、保育施設はそれに則ってあらゆる事故防止に努める責務があるからなのです。近年の子どもにみられる変化として、顎の骨が小さくなっていることが指摘されています。噛む力、飲み込む(嚥下)力の未発達による危うさとの関係性は不確かですが、何か影響があるのでは?と考えることがあります。
朝のおやつの煮干しやこんぶ、噛むことを意識して提供しています。安全な手立てを講じながらリスクを軽減しつつも、人が本来携えた機能を育てていくことが大切な課題だと認識しています。食育活動をとおして、保育者が学ぶきっかけにもなりました。JA長野さん、感謝です!