毎年、ふれあいステージの日を境に
春の訪れを感じるのは
今年も例外ではありませんでした。
梅香殿裏の公園の梅の木。
予行の頃には固く閉じていた蕾が、
本番を終えた帰り道には
花を咲かせていました。
寒さが緩み、お日様の光が一気に
春めいて見えます。
練習で頑張ってきたことを、
舞台上で表現してくれた
子どもたちの姿と重なり合い、
尊い春に喜びを感じます。
ふれあいステージが終わると、
すいか組の部屋からは
卒園式のお歌を練習する声が
聞こえてきます。
何度聞いても、どの子たちが歌っても
いつも心にグッときてしまいます。
入園したての赤ちゃんの頃を思い出し、
育ちゆく過程での
数々のエピソードやドラマチックな場面が
頭に浮かびます。
事務所で卒園アルバム作りを担当する保育士も、
より一層の愛情を込めて作業が進みます。
めろん組の子どもたちもやる気満々で
贈る言葉を練習し始め、
進級や就学へのドキドキ、わくわくの気持ちを
膨らませていくのがよくわかります。
春休みがない保育園の年度末。
様々な準備に追われる
慌ただしい時期ではありますが、
子どもたちの育った軌跡を実感し、
その尊さを喜べる大切な時期でもあります。
忙しさにかまけることなく
保育者全員で笑顔も涙も分かち合い、
その感性を豊かにし、
新しい年度に向かって参ります。
保護者の皆様におかれましては、
本年度温かなご支援を賜り
誠に有難うございました。
また、お忙しい中、
小さな文字で綴る拙い
「ひとりごと」をお目通しくださっている
保護者の皆様にも心より感謝申し上げます。