先月中旬の2日間、下福島中学校の生徒が
「職業体験学習」のために
ふじのもり保育園に来てくれました。
中学2年生の女の子2人と男の子1人は
全員が当園の卒園生。
希望を抱いて、保育園を選んでくれたことに
嬉しい気持ちでいっぱいでした。

社会人としてのマナーや、
保育現場で「命を預かる」ことの
責任の重さなどを伝えながらも、
大人になることに向かって
希望を持ってもらえるよう
意識してお迎えいたしました。
緊張している3人に、
笑顔で駆け寄る子どもたち。

給食を食べる頃には
すっかり大好きなお兄さん先生、
お姉さん先生になっていました。
彼らがここを卒園したのは今から8年前。
開園してまだ2年目の頃でした。
最終日の夕方に、
8年前の卒園式でお披露目した
「思い出」のDVDを子どもたちと
一緒に観てもらいました。
子どもたちと同じ制服を着た
彼らのなんとも可愛らしい姿が
たくさん詰まった映像に、
涙腺が緩みました。
思春期真っ只中の彼らには
どんなふうに映ったのかはわかりませんが、
確かにこの場所で、大切に育まれた、
愛おしい存在であることが
心のどこかに刻まれていれば・・・。
と願っています。

そしてまた、ここにいる
子どもたち一人ひとりの
豊かな未来を描きながら、大切に大切に
育んでいくことの喜びを感じ、私にとっても
貴重な体験となった2日間でした。