ある有名な登山家が雑誌のコラムに
次のように綴っていました。

自然界の厳しさやその中で
生き抜く尊さを述べた後、
『絶滅の恐れのある稀少動物を
人間が保護することでかえって
生態系のバランスを崩している。
手厚く保護することで動物本来の生きる力を
奪っているからだ。
教育現場でも同じ悲劇が起こっていて、
いまの小学生はひたすら甘やかされている。
給食すら
「無駄に食べるくらいなら残すように」と
指導される子どもたちは、一体いつ、
この世界の現実を知るのだろう。
いのちが輝くために
本当にしなければならないことは何か、
考えてみませんか?』と投げかけて
コラムを締めくくっている。

少々荒っぽい極論のようにも感じましたが、
聞き捨て(読み捨て?)ならないフレーズが
心にひっかかり、いろいろと
考えさせられました。
(次月号へ続く)