今年も運動会の季節がやってまいりました。
先日、園内で第1回目の予行があり、
子どもたちはやや緊張した面持ちで
練習に臨みました。
立っているだけで愛らしい小さな子どもたちから、
目的意識を持って演技する大きな子どもたちまで、
みんなそれぞれに健やかに成長した姿を、
表現してほしいと思います。

時々保護者の方から、
「運動会前で先生たちピリピリしているでしょ?」
なんて言葉を耳にしますが、
それは反省すべきところです。
子どもたちが同じ目標に向かって、
『チャレンジ→喜び→自信』を
繰り返し体験するプロセスを、
最も傍にいる私たちが敏感に感じとることで、
その経験がより確かなものになります。
このような経験を積み重ねて、
子どもは「学ぶ意欲」をふくらませていくのだと
言われています。
ピリピリどころではなく、
豊かな感性で褒められるべき時期なのです。
とはいえ、チャレンジの過程には
山道、坂道もあります。
厳しく導かなければならないことも
あるかもしれませんが、
その後の達成感につながるよう愛情を込めます。

保護者の皆さまとともに、
そのようなプロセスを共感できればと願います。