4月22日の午後、法人本部のある京橋「たつのこ保育園」にて、姉妹園「こすも保育園」(住之江区)も合わせ、3園の職員47名が集まり合同研修会を実施いたしました。
常磐会短期大学よりト田真一郎教授をお招きし『子どもの人権を「守り」「育む」保育』について学びを深め、意識を磨く時間となりました。
私たちは「先生」と呼ばれる仕事です。先生と言えば誰かに何かを教える立場にあるというのが一般的なイメージです。もちろん保育園で子どもたちは様々な力を身につける中で「教わる」という場面もありますが、就学前教育で大切な要素は「生きる力を育む」という方が良くあてはまります。
発達段階や個性をしっかりと見極め、様々な保育活動をとおして生活習慣の自立、知性や感性を耕すことを目標に保育者は日々切磋琢磨しています。その専門性は一朝一夕に備わるものではありません。耳を傾けて聞こえる子どもの声から学んだり、思いもかけず見せてくれる子どもの姿から学ぶこともあります。また、今回のようにより専門的な分野から知識を学び、眼差しを磨き、明日の実践へとつながることもあります。先生と呼ばれる者こそ学びを絶やしてはならないように思います。
ふじのもり保育園の子どもたちが「私は大切な存在」と安心できる環境で、出来ることも難しいこともめいいっぱいいチャレンジして伸びやかに育っていくことを願える保育園でありたい!と心をひとつにできた研修となりました。