3月18日、年長児すいかぐみの卒園式が行われました。
在園児の皆様におかれましては家庭保育のご協力、誠に有難うございました。
外は花冷えする雨の日でしたが、園内は生花やお祝いの壁面、可愛らしく飾られたお椅子などを設え、春らしく温かな空気に包まれた祝福のひと時となりました。心も体も強く逞しく育った16名の子どもたち。生まれた時の祝福に負けないくらいのたくさんの「おめでとう!」を浴び、等身大の心で「ありがとう!」を伝えて巣立つ瞬間でした。
卒園証書を授与された後、着席する前に後方に座る保護者の方に証書を預けます。その際に親御様に向けて思い思いの言葉を添えて渡す場面があります。「6年間育ててくれてありがとう。」「おいしいご飯を作ってくれてありがとう。」「小学校でも頑張ります。」など自分で考えた言葉を準備して、ご両親に伝えます。親御さんにだけ向けられる真っすぐで澄んだ眼差し、幼い声に込められた健気な言葉。私は園児の背中を見つめながら、その小さな声に耳を澄ませ、親御様の表情を見守ります。ある園児が小さな声で親御さんに向けて「ふじのもり保育園を選んでくれてありがとう。」と言いました。
こちらこそ、本当にかけがえのない時間をここで過ごし、尊い育ちを遂げてくれたこと、毎日準備して送り出してくださった親御様に感謝です。
この春お迎えする13名の新入園児の皆様ならびに在園児の皆様の未来にも、同じような春が訪れ喜びを分かち合える日を目指して、TRYして参ります。今年度もよろしくお願い申し上げます。