3度目の緊急事態宣言が発令され、
一部保護者の皆様には
家庭保育のご協力をいただき、
誠に恐れ入ります。
目に見えないウィルスとの戦いは
今しばらく続きますが、
適切な予防対策を講じながら
保育機能の維持に努めて参ります。
早め、長めの養生をお願いしている点では、
ご就労への差支えもあり、
ご不便をおかけしております。
みなさまお一人お一人のご協力のおかげで、
今日まで一日も臨時の休園を
することなく進んで参りました。
改めて保護者の皆様の
ご理解とご協力に心より御礼申し上げます。

小・中学校ではリモート授業や、
オンライン学習への環境整備が
目まぐるしく進められています。
新しい時代に応じて様々に進化、
変容してゆくのだと思います。
ここから巣立つ子どもたちも、
これまでとは異なる環境で
学童期を過ごすことでしょう。
だからこそ大切に育みたいのが
「人と関わる力」です。

バーチャルでなくリアル、
遠隔でなく目の前の世界から
感じることの積み重ねから、
人の温もりや心地よさ、
他者との境界線、
つながり合う喜びを経験していきます。
バーチャルを創り出す人々もきっと、
リアルの経験があったからこそ
生み出せたのです。
手厚い健康管理と、
適切な衛生対策のもとに
営まれる保育環境の中で、子どもたちは
遊び、歌い、考え、泣き、笑い、怒り、喜び…
お友達や保育者とともに
数えきれないほどの経験をします。
自ら発したことに応答してもらう楽しさ、
お友達とつながり合う面白さ、
当たり前のことのようですが、
子どもにとっては大切な一歩です。

ままならない思いに涙しながらも
そこに寄り添ってくれる友達や先生の優しさに
触れて不安が安心に変わり、
自信が優しさへと成長していきます。
行事や園外保育等の在り方は
変わっていきますが、
子どもたちが今を良く生き、
望ましい未来をつくり出す力の基礎を
培えるよう保育活動の充実に
努めて参ります。
引き続きのご理解とご協力を
お願い申し上げます。