保育園では春休みがないため、
終業式・始業式が行われません。
3月から4月への月替わりを境に
子どもたちはひとつ大きなクラスへ進級します。

昨日と今日で違う担任の先生、
脱いだ靴を仕舞う場所も、
お荷物を入れるロッカーの場所も変わり、
たった1日で劇的な変化に遭遇します。
子どもにとってそれは、大変な一大事です。

もちろん保育者たちは新年度の人事が
決まってから何日もかけて準備を進めます。
中でも、一人一人の子どもの育ちを
しっかりと引き継ぐことには
細心の注意を払います。
そしてやってくるドラマチックな日を、
子どもたちのワクワクする期待も、
ドキドキする不安も、
ともに受け止め、始まりの瞬間として
大切に迎えます。

3月31日、室内の換気や環境に配慮しながら
「おおきくなるよの会」が行われました。
子どもたちはどの子もそれらしい表情で、
ドキドキしたり、ホッとしたり、
キョトンとしたりその心情の揺れ動きが
手に取るようにわかります。
期待や喜びばかりではない
不安や寂しさという負の気持ちも、
心の成長には大切なプロセスです。
いろんな気持ちを友達と分かち合ったり、
ぶつかり合ったり、身近な大人に
共感してもらったりしながら
大きくなるんだなぁ…。と
感じさせられる会でした。

新年度も子どもたちが
色とりどりに輝く瞬間を、保護者の皆様と
分かち合えるよう頑張ります!
どうぞよろしくお願いします。