先月は「ふれあいステージ」への
ご参加ご協力、
誠に有難うございました。
お歌や劇あそび、和太鼓活動などを通して
「なりきる」をキーワードに、
表現することに
没頭する子どもたちの姿に、
頼もしい成長を感じました。
その感動も冷めやらぬ翌週月曜日には、
すいか組のお部屋から
卒園式に向けて練習する歌声が
聞こえてきました。
「ああ、今年も例外なくお
別れの時がやってくるのか…。」
と嬉しくも寂しい気持ちにさせられます。
そんなすいか組のお部屋にちょっと
お邪魔して、質問をしてみました。
「卒園式って誰のためにするのかな?」
それぞれに挙手して答えてくれます。
まず最初に出たのは
「ふじのもりのお友達(在園児)のため」
次には
「お父さん、お母さん、
おじいちゃんおばあちゃんのため」
続いて「先生のため」
そして最後にやっと出たのが
「自分たちすいか組のため」
という答えでした。
本来ならば最初に出てもいい
「自分たち」が
最後に出たことにとても驚きました。
他者の存在を理解し、
思いを馳せながら
自分自身の取り組みができるなんて!
素晴らしい!なんと心の育った
子どもたちだろうと思うと、
早くも涙が出そうにるのを
必死でこらえました。
今年は異例の事態となり、
各地で中止や在校生、保護者不在の挙行など、
どの子にとってもかけがえのない
一度きりの大切な節目なのだと思うと、
心が痛んでなりません。
ふじのもり保育園でも一部内容を
変更しての挙行となりますが、
心豊かに育った15人の子どもたちの
思いをしっかりと受け止め、
お別れを惜しみ、門出を祝福する
ひと時にしたいと思います。