今月はJA全農長野さんご協力による食育活動を実施いたします。
園からほど近い大阪市中央卸売市場。
市場内の大果大阪さんからのご縁で、これまでにも鳥取県20世紀梨の初競りや、ブロッコリーの苗のご寄贈、
JA全農長野さんには昨年からきのこのご提供も賜り、引き続いて今年も大玉のすいかをご寄贈いただきます。
一つの苗から2玉のみを丹精込めて栽培される「JA松本ハイランドすいか」生産者の方々の丁寧な手作業、収穫してから運ばれてくるまでの流通の仕組みなどについて、子どもたちにわかりやすく伝え、大切にいただきたいと思います。
数年前に大果大阪のご担当の方から伺ったお話では、近年子どもたちの果物離れがみられ、学童期くらいの子どもたちに、ぶどうの皮の出し方がわからなかったり、食べた経験がないことによる「食べず嫌い」の姿がみられたりするのだということを伺いました。
確かに園でも苦手な果物がある子どもが増えています。昔に比べて甘くておいしくて手軽に口に入る食べ物が増えていることも一因かもしれません。
確かに洗って、皮をむいて食べるとなるとご家庭でもちょっと手間がかかりますね。しかも、せっかく手間をかけて出しても、食べてくれなかったら腐らせてしまうとなると、買い物かごに入れるのもためらうかもしれません。園での食育活動では、大切に作られて食卓に上がるまでの道のりや、みんなと一緒に食べる楽しい雰囲気づくり、五感をうまく刺激する提供の仕方などあの手この手を使って、体が喜ぶ食材との出会いを重ねていければと考えています。活動の様子はまた、ドキュメンテーションにてお知らせいたします。お楽しみに!