8月20日土曜日の午後、同窓会が開催され卒園児が集いました。
ふじのもり保育園では、卒園前に6年後の自分に宛てた手紙、親御さんからの願いを綴ったメッセージなど在園中の思い出とともタイムカプセルに納めています。
昨年は緊急事態措置要請中のため延期となり、今年は10期卒園の中学1年生と、11期卒園の小学6年生が集い、2部にわけての実施となりました。学年によるカラーの違いなのか、小6と中1の成長の違いなのか、それぞれ異なる雰囲気ではありましたが、どの子もその子らしく伸びやかに成長した姿を見せてくれました。
在園中に得意だったことを極めている子、部活に励んでいる子、将来の夢を志高く話す子、とにかく恥ずかしい子、照れ隠しなのかよくしゃべる子…。残り少ない夏休みの大事な時間にここに来てくれたことがただ嬉しくて、また「行っておいで。」と送り出してくださった親御様のお顔も懐かしく思い出されました。
参加は保護者様の同伴を可としていますので、数名の親御様がご出席でしたが「子どもが嫌がるので…。」とやむなく欠席の方も多数おられました。お年頃ですね。毎朝抱っこされて登園し「行かないで~。」と涙のお別れをしていたのも遠い日となるのですね。
思春期の入り口、自分と他者との精神的な境界線が見えつつも、自分自身の心の輪郭が定まらず、不安定にもなりがちな時期です。戻れない幼児期を背に、大人への階段を上がる過程は悩みや葛藤の連続。自分の中でも「?」がいっぱいだから、将来の進む道を探している子に「将来の夢は?」などという迂闊な質問には尖った答えが返ってくることもあります💦
まさにガラスの10代ですが、間もなく訪れる一生に一度の青春時代も、それぞれに自分らしく過ごしてくれるといいなぁと思いました。また、そんな青き春には1日でも多く、晴れの陽が注ぐことを願ってやみません。同窓会終了後、園庭に出た子どもたち。最初は恐る恐る、そのうちやんちゃな顔になって滑り台でじゃれ合う男子に、あきれた顔で「帰るで~。」と声をかける女子の姿が何とも微笑ましく、心に残りました。いつまでも応援しています!