11月27日保育参観の日、年長児すいか組保護者の方に向けて「CAPプログラム保護者向けワークショップ」を開催いたしました。
CAPプログラムとは、子どもが自分の心と体を大切にして生きていくための人権意識を育み、あらゆる暴力から守るためにアメリカで開発されたプログラムで、保育者、保護者、子どもに向けて3つのプログラムを経て完結します。
2時間のプログラムの中で、何度かグループで話し合う時間がありました。保護者の皆様があまりにもスラスラと、積極的にディスカッションされる姿に、子どもたち同様ひとつのクラスで共に進んでこられた年月の絆を感じました。
暴力とはおよぞ無縁の、大切に育ててこられた子どもたちばかりです。しかしながら、幼い子どもが犠牲になる犯罪が後を絶たないことも現実です。悲しい報道にふれる度に心が痛み、怒りがこみ上げ、不安にさせられます。だからといって親の元で真綿にくるんで育てるわけにもいきません。
卒園後は学校や地域で様々な経験をしながら自立の階段を上っていきます。自分も他者も大切にしながら健全な自立に向かい、持てる力を発揮して生き生きと人生を歩んでほしい。そんな子どもたちへのお守り代わりに活かせるプログラムではないかと思っています。
今後も年長児を対象に毎年実施する予定ですので、是非ともご参加くださいますようお願い申し上げます。