今や「保活」という言葉があるくらい、
保育園に入るために熱心に
情報収集される親御さんが増えています。
ふじのもり保育園でも、
見学の際や保育施設フェアなどで
その流れを感じることがあります。
入園可能な人数やお布団、持ち物のこと
など従来からよくお聞きする質問に加え、
「保育士の人数は?」
「お散歩の回数は?」
「避難訓練はしますか?」
などのご質問をメモや携帯画面を
見ながらされる方と
よくお会いするようになりました。
おそらく、保育園を選ぶにあたっての
ポイントを保活に関連するサイトなどで
見てこられたのでしょう。
大事な我が子を預ける保育園。
残念ながら悲しい事故も後を絶ちません。
親御さんのご不安が高まるのも
当然のことです。
一つ一つそれらの質問に
丁寧に答えることが、
責務であることも自覚しております。
また、少しでも安心していただけるように
日々の保育活動をわかりやすく
「見える化」するのも大切な課題だと
受け止めています。
そのようなご質問の中で、
答えに困ったことがあります。
「こちらの保育園は何系の保育園ですか?」
とたずねられたのです。
思わず「何系というと?」
と聞き返してしまうと
「えーっと、伸び伸び系とか、
キッチリ系とか…。」と言われ、
さらに私は悩んでしまいました。
子どもを伸びやかに育てることも、
年齢相応の自立や自律を促し、
必要な力を育む(おそらくこれがキッチリ?)
こともどちらかに偏ることはないからです。
そしてそのいずれかだけでは
保育が成立しないことも事実で、
求められている「○系」
という答えが見つかりませんでした。
それでも説明責任を果たさねば…と
常々ベストアンサーを探しています。
万全のリスク管理のもと、
園児の安全を守った上で、
可能な限りの豊かな経験が
できるよう活動環境を整え、
「愛情あふれるきめ細やかな保育」
を合言葉に保育士全員が
活き活きと保育し、
保護者のみなさまに誠実に寄り添い、
卒園後とその先の未来も丈夫で
しなやかに生き抜けるような力を育み…と
延々と続いてしまいますが、
実際に在園されている
保護者の皆様が
どのようにお感じなのか、
是非ともお聞かせいただければと
思っています。