ふじのもり保育園、新年最初の行事
「獅子舞」さんが今年も勢いよく登場し、
2016年も始まりました。
恒例行事とあって、
勘のいい幼児は登場前から
何だかソワソワしています。

保育士が事前にその由来をお話しし、
「今年も1年楽しいことが
たくさんありますように!」
「元気でいられますように!」
と意気込んで、獅子舞に頭を噛んでもらいます。
とは言っても・・・赤くて角ばったフォルム、
ギョロリとにらむような眼玉、
体の割に大きな頭、怖くないわけがありません!

小さい年齢の子どもたちは、
久しぶりの登園にもかかわらず
いきなりのゲストに、顔を赤くして
大粒の涙をこぼします。
寄り添う保育士にピタリと抱き着き、
ぎゅっと握りしめる手には
自然と力がこもります。
しかし、これが大きくなるにつれて、
去年まで泣いていた子が勇気を振り絞って
獅子舞の口に自ら頭を傾けたり、
自信満々にその順番を待って並び始めます。
(多少の個人差はありますが・・・。)

これまでに記憶された恐怖を克服し、
その不安から解き放たれた子どもは、
何とも自信に満ち溢れた表情で、
泣いているお友達に
「怖いの?大丈夫だよ。」と言って
優しく肩をなでる姿も見られました。
「育ち」のリレーのバトンが
渡されていくような瞬間でした。

来月は節分!
子どもたちと、ご家族の皆様の無病息災、
幸多きことをお祈りし、
心を耕す保育に努めて参ります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。