今、すいか組の連絡帳に備えられている
「ちゃれんじかーど」
いよいよ4ヶ月後に就学をひかえた子どもたちが、
自発性を持って様々なことに取り組む
手助けの一つとなっています。
基本的生活習慣の自立に向けて、
爽やかなコミュニケーションスキルの獲得に
向けて・・・・
様々な願いを込めて
5つの項目に日々チャレンジする
という内容のものです。
その中の5つ目の項目は、
「どんなきもち?」と書かれていて、
子ども自身がその時に感じている気持ちを、
喜・怒・哀・楽の絵柄をしたスタンプから
選んで表します。
ニコニコマークの日もあれば、
怒っていたり、泣いていたりの日も・・・。
それぞれのマークを選んだ理由を聞き、
温かく受け止めてあげることは
本当に大切なことで、そこからまた、
様々な子どもの心理状態を知る
きっかけとなることもよくあります。
しかし、本当の意味での「自立」に向けて
大切なことはもう一つあります。
悲しい子どもの気持ちに寄り添うとき、
大人はついついそのようなマイナスの感情を
解消しようとします。
泣いたり怒ったりする気持ちを
解消しようとすると、
ともすれば他者を悪者にしたり、
排他的になったりすることがあります。
大切なのは、マイナスの気持ちも含めて
感じたことを認めてもらうことです。
その後の長い人生において、
プラスの感情ばかりで生きていくことは
困難だからです。
そばにいて愛しいわが子の涙を
ぬぐってあげられる今のうちに、
子ども自らが涙をぬぐえる力を身につけ、
自分のことも、
自分と異なる他者(友だち)のことも
認め合えるしなやかな心を
培ってほしいと願います。
P.S.先月号の続・バナナの王様について
貴重なご意見と温かいご感想をいただきました。
喜びとともに御礼申し上げます。
ありがとうございました。