先月お盆明けのある日、
数日ぶりに登園した子どもたちも多い中、
「お休み中はゲームやテレビを
い~っぱい楽しんだ人?」
という少し意地悪な質問をしてみました。
その場にいた約8割くらいの子どもが、
屈託のない笑顔で勢いよく
「は~い!」と答えてくれました。
思った以上の反応に
心のざわめきを感じる間もなく、
子どもたちは口々に
自分の持っているゲームの話を
自慢気に話し始めます。
ひととおり聞き終わった後に、
「今日からまた、いっぱい保育園で
遊ぼうね。」と心の底から言葉が出ました。
決してそのような家庭での過ごし方を
責めているわけではありません。
また、責められたように感じる親心も
痛いほどわかります。
子ども同士で遊び込める安全な場所も少なく、
極端な気候のため熱中症も心配。
そんな中、子どもたちを退屈させずに
1日過ごすには結構大人も
気合を入れなければなりません。
昔は退屈の中から
遊びを生み出したものだけど・・・。
とも思いますが、住環境も時代とともに
変化しています。
それに加え、大人でもはまってしまうと
やめられないほど緻密にプログラミングされた
ゲームが身近な機器(携帯やタブレット)から
指先1本であふれるように出てくるとなると・・・。
子どもたちがあっという間に
夢中になってしまうのも
無理のないことですね。
しかし、夢中から依存に移行してしまう怖さも
忘れてはいけません。
ゲームの功罪については
様々な専門家が論述していることなので
ここでは置いておくとして、
全く排除して子育てをするには
不可能に近いということを
想定した作戦が必要かもしれません。
接触させる時期をなるべく遅らせたり、
守っていけるルールを作ったり、
ゲームを置いてでも
夢中になれる何かとの出会いを作ったり・・・。
あと何か、ありませんか?
保護者の方とも一緒に考えていきたい
課題ですね。