子どもたちは唐突に
この質問をよくしてくれます。
その場に複数名の職員がいる場合には
「誰が一番年上だと思う?」などと
聞き返したりし、
逆転して若く評価された職員は
心の中でガッツポーズをするなど
水面下でせめぎ合っています。
しかし子どもの中にはまだ、
『年齢が低い』=『若くて良い』
という概念はありません。

時には背の高さや体の大きさに
比例して考えているようにも見えます。
年長児と話しながら
「みんなの6倍の時間を生きてきましたよ~」
などと言っていた私も、気が付いたら
あと数年で「7倍」に近づいております。

歳を重ねるごとに1年を短く感じます。
子どもの頃はそうではありませんでしたよね?
そう思うと子どもと接する1分1秒には
より重みを感じ、長く生きていると
胸を張って言える生き方を
しなくてはと背筋も伸びます。

子どもたち一人ひとりと
丁寧に時を刻みながら、
それぞれの未来に彩りを添える
お手伝いが出来ればと願います。