先月17日、すいかぐみの子どもたちを連れ、大阪四季劇場にてミュージカル「バケモノの子」を観劇してきました。
世界から注目される日本のアニメーションカルチャー。その代表とも言える細田守監督の作品を、舞台演出によって表現されたミュージカルです。
連日満席の人気作品、客席にはちらほらと小学生くらいの子どもの姿も見られましたが、未就学児はそれほどいません。暗い場面や大きな音、1幕70分の着席など、年長児にはちょっと高いハードルなだけに、劇場の方とも様々な準備や配慮を期して向かいました。

いざ、幕が上がると最新の舞台装置や照明、登場人物の躍動的な動きに、子どもたちは圧倒され、一気にバケモノたちで活気づく世界「渋天街」に引き込まれていきました。息をのんで、目を輝かせる子どもたちの横顔を見て、嬉しくなるとともに、一安心。また、主人公「蓮」の幼少期を実際に子ども(子役俳優)が演じるということもあり、バケモノたちとの掛け合いの場面では声を上げて大笑いする子どもたち。流石に2時間半の観劇で、疲れもあったと思いますが、帰り道にも「めっちゃ楽しかった~!」「また観に行きたい!」と話してくれました。心に残った場面や、登場人物が子どもによって異なるのも興味深いところです。春には卒園し、新しい世界へ飛び立ってゆく子どもたちに、ほんの少しでも勇気を与え、感性を耕す機会になってくれたらいいなと願う観劇行事でした。