すいかぐみさんのハンドベルが奏でる神聖なハーモニーの余韻に包まれて2021年が過ぎ、園庭を駆け回り寒さを吹き飛ばすような元気いっぱいの子どもたちの姿とともに2022年の保育が始まりました。

今年の干支『壬寅』(みずのえとら)には、厳しい冬が終わり、新しい芽が生まれて伸びていくという意味があるそうです。

私たちがすっかりマスクで顔を覆い、何かと距離をとり、様々な行動制限を課せられた年を元年とすると今年で3年目になります。「厳しい冬」とはまさにコロナ禍のことだとすると、今年こそはこれを乗り越えて新しい生活様式がどの年代の人々にも暮らしやすいものとなり、未来に希望を抱いて心置きなく行動できる年になることを心から祈っています。
子どもたちの姿を見ると、いつも「生」いっぱいに生きているというかけがえのなさに心が洗われます。遊んでいるとき、けんかしているとき、泣いているとき、怒っているとき、考えているとき・・・どの子も生まれて今日までのわずか数年、数か月で得た表現力や、この世に生を受けた生命力をしっかりと携えて友達や保育者と関わる日々を重ねています。悲しみに涙することも、悔しさに心が沈むことも経験しながら、それよりも1つでも多くの、つながり合えた喜びや、チャレンジするワクワク、やり遂げた嬉しさに出会ってくれることを願います。
また、そのような経験を何度でも安心して積み重ねる場所がふじのもり保育園であることを心に誓い、新年のご挨拶とさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願いします。